専門外来
- ※医師の担当日時(週・曜日)についてはこちらでご確認ください。
慢性肝疾患・脂肪肝外来
慢性肝疾患であるB型肝炎およびC型肝炎は国民の約300~400万人が罹患しており、さらにメタボリックシンドロームと密接に関わりのある脂肪肝患者は1500万人にも昇り、慢性肝疾患は今や国民病として位置づけられています。
愛知医科大学病院は国の肝疾患拠点病院の指定を受けており、最新の治療薬を用いたウイルス性肝炎の診療に取り組んでいます。また国民の20~30%が罹患している非アルコール性脂肪性疾患(NAFLD)と非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)の研究に我が国としてはいち早く取り組み、現在では広く行われているビタミンE治療、アンギオテンシンⅡ受容体拮抗剤(ARB)治療およびフィブロスキャン®による診断法を確立しました。これらはテレビや新聞で度々取り上げられ、日本消化器病学会の診断ガイドライン委員に指名されてNASH/NAFLDの治療ガイドラインの策定を担当しました。
現在では、NAFLDは代謝機能障害関連脂肪性肝疾患(MASLD)に、NASHは代謝機能障害関連脂肪肝炎(MASH)に病名が変更されましたが、肝臓専門医として慢性肝疾患・脂肪肝に関しての診断や治療を患者さんと相談しながら行っていきます。
- 担当者
- 荒井 潤
- 受診方法
- 【再診患者】再診患者のみの受付の為、一度、一般外来を受診してください。
【地域連携】かかりつけ医から地域医療連携室を通してご予約ください。
ウイルス性肝炎外来
以前よりB型肝炎やC型肝炎と診断されている方や新規でこれらのウイルス性肝炎と診断された方が対象となります。
B型肝炎やC型肝炎は、放置すると肝硬変や肝臓がんといった難治性肝疾患に進展してしまうことがあります。最近では、これらの慢性ウイルス性肝炎に対して遺伝子学的な診断や副作用の少ない新規の内服薬治療など診療方法が大きく進歩しています。病気を進行させないために、肝臓専門医としてウイルス性肝炎に関しての診断や治療を患者さんと相談しながら行っていきます。
- 担当者
- 伊藤 清顕
- 受診方法
- 【再診患者】再診患者のみの受付の為、一度、一般外来を受診してください。
【地域連携】かかりつけ医から地域医療連携室を通してご予約ください。
膵・胆道内視鏡治療専門外来
胆管炎、胆管結石、胆嚢炎、胆石症、閉塞性黄疸、胆管狭窄、膵管狭窄、膵石症、膵炎、被包化膵壊死(WON)など、多くの膵胆道疾患は内視鏡的な診断・治療が中心となります。一方で膵臓や胆管、胆嚢といった臓器は体の奥まった位置にあり、内視鏡的な処置には高い技術と専用の機材が必要となってきます。当院では膵胆道内視鏡処置に必要な様々な内視鏡や処置具を常備しており、十分なトレーニングを積んだ専門医師が担当致します。また胃や十二指腸術後の方に対するバルーン小腸内視鏡を使用した胆管膵管処置や、経口胆道鏡を用いた胆管処置、胆管結石に対する電気水圧衝撃波結石破砕、超音波内視鏡を使用した膵周囲液体貯留や胆道のドレナージなど、特殊な技術・設備が必要な処置の経験も豊富であり、最先端の治療の提供が可能です。
- 担当者
- 井上 匡央(火曜 9時~)
- 受診方法
- 直接受診していただくか、他院よりご紹介の方は地域連携を介して事前予約をお取りください。
直接受診の場合は11時までの受付をお願いします。
膵・胆道腫瘍専門外来
膵がん、胆道がん(胆管がん、胆嚢がん)と診断された方や、疑われる方を対象とした外来です(その他の膵・胆道腫瘍にも対応しています)。膵がん、胆道がんは難治がんの代表であり、診断や治療が難しい領域です。これらの疾患に対しては「ERCP」や「EUS」といった内視鏡を用いた低侵襲な診断・治療技術に加えて、化学療法、放射線治療、緩和医療など幅広い知識が要求されます。当院では膵・胆道がん診療に豊富な経験を有する専門医師が担当し、お話を伺いながら、ひとりひとりの患者さんにとって最も適切な方針を決定していきます。消化器外科や放射線科などの関係各科医師や、看護師や薬剤師をはじめとする多職種と連携しながら、質の高い医療を安心して受けられるように努めていきます。セカンドオピニオンも随時受け付けております。お気軽にご相談ください。
- 担当者
- 井上 匡央(水曜 12時~)
- 受診方法
- 直接受診していただくか(紹介状をご持参ください)、地域連携を介して事前予約をお取りください。
直接受診の場合は11時~12時の間に受付をお願いします。